31歳で独立して約10年お店をやってきましたが、苦労は絶えなかったです。
その対価として得たものは大きかったですけど・・・
41歳でお店をうまく手放すことはできて、始めはなかなか今までの当たり前の考え方が抜けなかったですが、数年たつとここまで気持ちに変化が現れるんだな~?
ということに時々考えさせられることがあります。
その気持ちの違いを書いてみたいと思います。
お店をやっていた10年間のこと
お店をやっていた時はおおよそこんな感じでした。
「売り上げが良い時は気分がとてもいい」
「売り上げが悪いと恐怖や不安・バリバリのストレスを感じる」
「支払いにお金(運転資金)が足りないともう終わりだー!という言葉にできないストレス」
大概感じるのはこんなことですね~。
この中でも一番苦しかったのは「支払いの資金が足りないこと」でしょう!
間違いないです!!
どんな気持ちかというと、世の中にあるすべてのマイナスなものをすべて考えます。
すべて。。
どうしようもないですからね~。
お金だけは。
零細企業のオーナーはほとんどがこの悩みで大きなストレスを感じているはずです。
なんていうと、起業なんてやめようかな~?と感じると思いますが、僕個人的な考えでは、多少のリスクを負って独立は長い(短い)人生の中で一度経験してもいいと思っています。
人生濃くなりますから。
真剣さをもって行動していれば、応援してくれる人は沢山出てきてくれますが、助けてくれる人はいません。
どんなことも自分でやらなければいけない!
こんなことは当たり前になるので、責任を持つという感覚は身に付くと思います。
仕事についても
家族についても
人生についても
脱線しましたが、事業はうまくいけばいいです。
気分も最高だし、自信が付くせいか鼻も高くなります。
でもうまくいかないときは、どうしようもない不安を感じていました。
お店を辞めた今
お店を辞めた今は、テレビを見て笑えるようになった自分に気が付きました。
涙もろいので泣くことはしょっちゅうでしたけど、笑えなかったんです。お店時代は。
ストレスからか?
世をすねてみていたからか?
もともとの性格からなのか?
分かりませんが、テレビを見て笑う。
という記憶はありません。
笑うのをこらえていたというのが本質に近いかもしれません。
それがどうでしょう?
面白い映像が流れれば自然に笑えるし、芸人さんが面白い発言をすれば笑う。
こんな当たり前のことも忘れていたんですね~!
それともう一つ、大きな違いは「家族のこと・親のことを考えれるようになった」という事は大きな変化だと思います。
親をどこかへ連れていってあげたい。
苦労を掛けた嫁に好きなものを買わせてあげたい。(好きな食べものはいつも食べていますが)
こうしたことを考えられるという事は、心に少しだけ余裕やゆとりができたんでしょうね。
まずは芽が出て、少しづつ大きく成長してきて、やがて花を咲かせる。
小さな花です。
そう、小さくてもいい。
お店をしていた・辞めた。共通して変わらないのはお金を使わない!ということ。
もったいなくて使えないんです。
ペットボトルの飲み物なんてあまり買いませんし、買っても必ずコップに移して飲んでいます。
何日でも飲めるように。
でも、自分にとって必要で、考え方を高めてくれるというものにはお金は惜しみません。
これって性格?
多分そうなんでしょうね~?
でも最近2000円するシェリー酒を買いました。
2000円のお酒は大きな買い物です。僕にとって。。
そのお酒は二十歳のころ「松田優作氏がロックで飲んでいた」というスペインのシェリー酒で「ティオペペ」というものです。
何日も何日もかけて大切に飲みました。
お店をやっていた時にはこんな値段の嗜好品は買いませんでした。
飲めたことが嬉しかったし、買う決断ができた自分にも嬉しかったです。
あなたにとって2000円は別に?という金額かもしれませんが、僕にとっては大きな買い物だったんです。
こうした行動の変化も少しづつ感じています。
さいごに
お店をやりだすと大きなストレスを抱えることはあるでしょう。
しかし、得るものは素晴らしい体験なので個人的にはおすすめします。
濃い人生を歩める。
という事も悪くありません!
お世話になっていた前の会社の社長には「オーナーは誰よりも濃い人生を歩むことになる。責任もある。その分得るものは大きい」
そう言われたことも影響はあると思います。
後悔しない人生を歩むなら、返せる程度で借り入れを起こしお店やビジネスを立ち上げることに賛成です。
「返せる程度」であれば。ですが。。
今回のことでもっと詳しく聞いておきたいことはないですか?
自分もチャレンジしてみたいけど少し怖い。
何から始めればいいのか悩んでいる。
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